乳がん検診・精密検査|下都賀郡野木町 - おもと乳腺外科クリニック

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乳がん検診・精密検査

乳がん検診・精密検査|下都賀郡野木町 - おもと乳腺外科クリニック

乳がん検診・精密検査について

乳がん検診・精密検査について

乳がん検診は問診・視触診・マンモグラフィ・超音波検査を組み合わせるかたちで行います。乳がん検診で要精密検査になった方に対して、実際に乳がんが疑われる病変がある場合には、必要に応じて穿刺吸引細胞診・針生検・吸引式組織生検などの追加検査を行います。また閉経後の方(特にホルモン療法中の方)は骨密度が低下しやすいため、定期的な骨密度検査も行っております。

※しこりなどの症状がある方は保険診療での検査、症状がない方は自費診療での検診となります。
※ステレオガイド下吸引式組織生検(マンモグラフィを撮影しながら石灰化病変の組織採取を行う検査)は当院では行っておりません。必要時は他院へご紹介いたします。

マンモグラフィ

乳房X線撮影のことで医師の触診や自己触診では発見できないしこりや石灰化のある小さな乳がんの発見に適しています。2枚の板で乳房をできるだけ多くはさみ、薄く広げて撮影します(左右それぞれ2枚、計4枚)。40歳台までの若い方は高濃度乳房である方が多く、その場合しこりがあってもマンモグラフィで描出されないことがあります。

乳腺超音波検査(エコー検査)

超音波診断装置を用いてゼリーを乳房に塗り、その上から乳腺専用のプローブを軽く押さえ滑らせながら、医師の触診や自己触診では発見できないしこり(腫瘤)を探します。当院ではフルデジタルの超音波装置を用いており形状や内部構造など、乳がんの診断に必要な詳細な観察を行うことができます。マンモグラフィで描出されないしこりも発見可能であり、被ばくがないため妊娠中でも繰り返し行うことができます。

穿刺吸引細胞診

超音波で乳腺の病変を確認し、病変に直接細い注射針を刺します。吸引して病変の細胞を採取し、細胞診検査へ提出します。取れた細胞を顕微鏡で観察し、良性・悪性の判断をします。しかし、病変の質によっては細胞を十分に採取できないこともあり、確定診断には至らないことがあります。その場合は必要に応じて組織診検査(針生検または吸引式組織生検)を行います。検査結果が出るまでに約2週間かかります。

針生検

超音波で乳腺の病変を確認し、局所麻酔後に2mm程度の太さの針を刺します。針のばねの力を利用して病変の一部を切り取り、病理検査へ提出します。取れた組織を顕微鏡で観察し、良性・悪性の判断のみでなく、具体的な診断やその病変の性質などを知ることができます。細胞診よりも多少侵襲が大きいですが、多くの情報が得られるため正診率は高くなります。出血、血腫のリスクがわずかにありますので、検査当日のみ入浴・運動・飲酒は控えてください。検査結果が出るまでに約2週間かかります。

吸引式組織生検

当院では超音波ガイド下でのみ施行します。局所麻酔後に乳房皮膚を約4mm切開し、太い針を刺して病変の一部を吸引して採取し、病理検査へ提出します。取れた組織を顕微鏡で観察し、良性・悪性の判断のみでなく、具体的な診断やその病変の性質などを知ることができます。針生検よりもさらに多くの組織を採取でき、その分正診率が高くなります。出血、血腫のリスクが多少あり、検査当日のみ入浴・運動・飲酒は控えていただきます。当日は組織採取部を圧迫して帰宅していただき、翌日出血の有無をチェックいたします。検査結果が出るまでに約2週間かかります。

骨密度測定

DXA法(エネルギーの低い2種類のX線を使う測定方法)により前腕骨の骨密度を測定します。機器に前腕を入れ、ごく微量のX線を使用します。骨を通過できなかったX線の量から、詳細な骨密度が割り出されます。放射線を用いますが、被曝量はわずかで痛みもありません。